4/8(土)に退院して約1週間後の4/14(金)リビングのソファーが定位置になっていた。家族全員でいる夕方の夕食前に、視界が悪くなり歯の裏を触れる舌の触覚もザラザラとしたときの事だ。 息子に「パパ、又呂律がおかしくなってきた。」と言われた後の数分間、二…

ソレから退院迄の1週間は何事も無く過ごす。とても長く感じた。入院と同じ様に退院時も歩く事は妻が居ないと無理だった。軽い目眩が突然襲って来て、道路で動けなくなったがタクシーを拾い、なんとか約3週間振りに自宅へ帰宅出来た。息子と娘の顔をむ見ただ…

今迄話した事もない患者達だが「心配おかけしました。大丈夫です。」と応えた。ナース達と患者達は小声で話す様になった。何か気不味い事をした様な、変な空気にさせた様で気遣いが申し訳無かった。が、1時間程で静けさは終わった。「夕食でーす」と19時過ぎ…

声も出る様になったので「動かせる様になりました」と、右腕を耳に付け上げながら答えた。数分の間全く右側が機能せず怖くなった。ベッドのままMRI室へ運ばれて検査した。翌日の退院予定は1週間後へ延長された。ソレまでやかましかった周りの患者が、ベッド…

主治医は慌てる事無く冷静に「大丈夫ですからね、Mさん」とベッドの足元から俺に声をかけて来た。その後近くにいるナースへ「MRI空いてるか確認して」と。その光景は見えるし、聴こえるが全身の右側が全く動かず声も全く出なかった。何分後か分からないが全…

同様に「はい、じゃあ右腕も？」には、身体の右側が動かず声も何も発する事が出来ず応えられなかった。リハビリの担当医は「アレ？聞こえてますか？右は？」左側は動くのに右側は動かせなく、声も全く出せなくなり怖くなった。「先生呼んで来て！誰か！？」…

そんな日々を我慢して過ごし翌日が退院日になり、リハビリの担当医が隣りのベッドにリハビリに来ていた。俺には担当の日では無いので挨拶だけに来た。その時「こんにちは〜左腕上がりますか？」と左腕を耳に着ける様に聞かれ、真似する様に左腕を耳に着く様…

看護師Hは「すいません」と只々謝るだけだった。「お前等がちゃんと見てないからこんな(Yさんが車椅子から落ちる)事になるんだろ！」患者Kさんはどの看護婦とも和気藹々と話す人だったので、彼の怒る様子にみんな轢いていた。静まり返った雰囲気で伝わってき…

その退院日を告げられた日の昼食後、斜め前のベッドの患者Yが車椅子から立とうとしたとき座り損ねて転けた。その時前のベッドの患者Kが見ていた様で、その様子を見てもい無い看護師Hを「何見てんだよ！」と責めた。医療人材不足からくる問題がカーテンの向こ…